「仮」王子様は、恋をしています
水沢琉生は驚いた顔をしていた
不意に心の声が………
出てしまった………
と後悔をしている暇など私には
なかった。
そして、気づいた頃には、
もう既に悪口の嵐と囲まれていた
そして一人の女の子が私に近づいてきて
「お前、何様?」
この人睨んでるつもり?
ふ、全然怖くないわ。
それに。可愛い顔が台無しよ?
「ふ……………………」
「なんだよ!その目は!!
おい!聞いてんのかよ、ぶす!!!」
あらあら、怖いことだわ。
「…………………」
(美鈴!!)
…………っっ、う、嘘でしょ…
今フラッシュバック来ないで。