俺様編集者に翻弄されています!
浮き沈みしていた意識がふっと、その低い声に引き上げられてうっすら瞼を開けると、腕を組んで自分を見下ろす氷室の姿があった。その姿に悠里の目がバッチリ覚める。
「ええええっっ!? ななななんで?ここに氷室さんが!? こ、これは夢?」
「お前、部屋の鍵くらいかけとけよ。ったく無用心だな、勝手にあがらせてもらったぞ」
「あ、は、はい……いらっしゃいませ」
(って、へ、部屋!! 掃除してない! 昨日のコンビニ弁当の容器そのまま! 資料の本も床に転がしっぱなし……あわわわわ)
悠里は突然の訪問者にあたふたしながら改めて部屋を見渡した。
「す、すみません、片付けてなくて! お茶淹れますから! 座っててください!」
悠里が慌ててケトルに水をジャバジャバ入れながら、氷室の方へ振り向くと、床に転がっていたCDを物珍しそうに裏表ひっくり返したりして見ていた。
「ひっ! 氷室さん……!?」
「……ん? なんだ?」
「そ、その……見たんですね?」
けして見られてはならないものの数々―――。
「ええええっっ!? ななななんで?ここに氷室さんが!? こ、これは夢?」
「お前、部屋の鍵くらいかけとけよ。ったく無用心だな、勝手にあがらせてもらったぞ」
「あ、は、はい……いらっしゃいませ」
(って、へ、部屋!! 掃除してない! 昨日のコンビニ弁当の容器そのまま! 資料の本も床に転がしっぱなし……あわわわわ)
悠里は突然の訪問者にあたふたしながら改めて部屋を見渡した。
「す、すみません、片付けてなくて! お茶淹れますから! 座っててください!」
悠里が慌ててケトルに水をジャバジャバ入れながら、氷室の方へ振り向くと、床に転がっていたCDを物珍しそうに裏表ひっくり返したりして見ていた。
「ひっ! 氷室さん……!?」
「……ん? なんだ?」
「そ、その……見たんですね?」
けして見られてはならないものの数々―――。