俺様編集者に翻弄されています!
「あの……私、それ聴きながら小説のネタ考えたりするんです、そう! いわば資料的な―――」
「へぇ、日本には面白いもんが売ってるんだな、ドラマCD……ってなんだ?」
氷室は悠里の咄嗟の言い訳も無視して、棚に並べてあるドラマCDのコレクションのジャケットを興味津々に物色し始めた。
「あ、あの……あんまり弄らないで欲しいんですけど、黒歴史みたいなもんですから」
「ふぅん、ドラマCDっていうのは、本を音声化したようなものなんだな……へぇ」
(って、私の話、聞いてないし……!)
「あの、氷室さん……?」
氷室はCD物色を終え、棚にしまいながら悠里に視線を向けたと同時に、目を細めて嫌そうな顔をした。
「お前、まさかその格好で寝て、今に至るんじゃ……」
そして、つま先から頭のてっぺんまで舐め回すように視線を動かす。
「そうですけど……? だって、今日は一日出かけないし、コンビニはすぐ傍だから特に着替える必要もないですし……」
「……お前」
「なにか?」
「……ありえねぇ」
「へぇ、日本には面白いもんが売ってるんだな、ドラマCD……ってなんだ?」
氷室は悠里の咄嗟の言い訳も無視して、棚に並べてあるドラマCDのコレクションのジャケットを興味津々に物色し始めた。
「あ、あの……あんまり弄らないで欲しいんですけど、黒歴史みたいなもんですから」
「ふぅん、ドラマCDっていうのは、本を音声化したようなものなんだな……へぇ」
(って、私の話、聞いてないし……!)
「あの、氷室さん……?」
氷室はCD物色を終え、棚にしまいながら悠里に視線を向けたと同時に、目を細めて嫌そうな顔をした。
「お前、まさかその格好で寝て、今に至るんじゃ……」
そして、つま先から頭のてっぺんまで舐め回すように視線を動かす。
「そうですけど……? だって、今日は一日出かけないし、コンビニはすぐ傍だから特に着替える必要もないですし……」
「……お前」
「なにか?」
「……ありえねぇ」