俺様編集者に翻弄されています!
「わかったよ……後藤エミリー先生の件、呑めばいいんだろ」


 氷室は無意識に北村にそう答えていた。

「いや~話が早くて助かるね、あのじゃじゃ馬女を手懐けられるのは氷室しかいないって!」


 勝手なことを言いながら、北村は氷室の肩をバシバシ叩いて満面の笑みを浮かべていた。

 そんな北村のしてやったり顔を見ていると、氷室は無性に腹が立って仕方が無かった。
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