俺様編集者に翻弄されています!
「んふふ……どわぁぁ!」


 その時―――。



 ぼんやりと妄想に浮かされた脳に、けたたましく携帯の着信音が鳴り響いて、悠里は椅子から転げ落ちそうになった。



「び、びっくりした!」



 悠里が慌てて通話ボタンを押すと、いつもの無愛想声が聞こえた。
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