俺様編集者に翻弄されています!
(あぁ、だめだめ! 私には氷室さんがいるんだから、って言っても別に付き合ってるとかそういうわけじゃないけど、でも……)
「もしかして、作家のユーリ先生?」
その時、そのイケメンが悠里の顔を覗き込みながら言った。
「えっ……? は、はい、そうですけど、私の事ご存知なんですか?」
「ああ、これは失礼。僕は大海出版「夢乙女」部編集者の宮森薫といいます」
「ゆ、ゆめ……?」
確か「夢乙女」は月刊少女コミック誌だ。コミック誌はフロアが違うので、編集部の名前を聞いてもピンとこなかった。
悠里のジャンルも恋愛小説だが「夢乙女」はどちらかというと甘くてほっこりする系で、悠里の恋愛ものとは少しテイストが違う。
それに、いかにも悠里の妄想に出てきそうな端麗な美丈夫男性の担当部所が、少女漫画というのも意外だった。
「もしかして、作家のユーリ先生?」
その時、そのイケメンが悠里の顔を覗き込みながら言った。
「えっ……? は、はい、そうですけど、私の事ご存知なんですか?」
「ああ、これは失礼。僕は大海出版「夢乙女」部編集者の宮森薫といいます」
「ゆ、ゆめ……?」
確か「夢乙女」は月刊少女コミック誌だ。コミック誌はフロアが違うので、編集部の名前を聞いてもピンとこなかった。
悠里のジャンルも恋愛小説だが「夢乙女」はどちらかというと甘くてほっこりする系で、悠里の恋愛ものとは少しテイストが違う。
それに、いかにも悠里の妄想に出てきそうな端麗な美丈夫男性の担当部所が、少女漫画というのも意外だった。