俺様編集者に翻弄されています!
「それでぇ、氷室さんはぁ~すっっごく厳しい人なんですけどぉ」


「あはは……ユーリ先生? ちょっと飲み過ぎちゃったみたいだね」


 悠里は宮森と意外にも話しが弾んでしまい、普段飲まないアルコールも気がつけばかなりの量を飲んでいた。


「氷室さんってぇ、いつも私の事ブサイクって言うんですよぉ、そんなの、そんなのわかってるっての、だからぁ~。すみません、ちょっとお手洗い行ってきます!」


「危ないって―――」


 悠里がおぼつかない足元で椅子から立ち上がった時だった。

 ぐらりと視界が一瞬歪んで宮森に腕を取られると、身体を支えられていた。
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