俺様編集者に翻弄されています!
<悠里様、どうされたのですか? 浮かない顔をされていますね>


<ああ、これは妄想の世界……こんな時でも妄想するなんて、私の妄想力って逞しいわ>


<妄想でもなんでもいいではありませんか、私が慰めて差し上げます>


<初期の妄想で出てきたイケメン執事に戻ってる?>


<私ではご不満でしょうか……?>


<どうせなら好きな人に告白して成功した時のことを妄想したい……でも、どうしても思い浮かばないよ>


<それはきっと無意識に悠里様が避けてるからでしょう……さ、こちらにいらしてください>


<い、嫌! やめて……だって私のフランボワーズの味は―――>
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