隣に越してきた彼と・・・〈仮〉《TABOO》
佑真とは決してお互い嫌いになって別れたわけではない、



あたしが東京の会社に就職が決まって、



お互い電話やメールの回数が減り、



自然消滅の様になってしまっただけなんだ。



再開した二人は、



再びお互いの部屋を行き来するようになり、



二人でデートをしたり、



時には夜二人で同じベットで眠る事もあった。




もちろん遥希にも毎日メールや電話をしていたが、



それは佑真との事を勘付かれないようにするためだった。



それでも佑真との関係が深くなるにつれて、



あたしから遥希へのメールや電話が少なくなっていった。



それに比例して佑真との毎日がどんどんと楽しくなり、



遥希の存在も忘れかけていた。
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