美しく咲き誇る



嫌われたくなぃと、
思ってしまう。
結局自分のことしか考えてないじゃん…

「舞」

二人は優しくしてくれてるのに。
何も言えなくて…
でも、
聞いて欲しくて
私は震えるその唇を無理矢理開く

「私が二つの時にこの力が覚醒した。」

二人は優しい瞳で聞いてくれた

「私には生まれつき二つの力を持って生まれた。
誰もその力を持っていなかった。
一つは動物と話せて、まぁ、少しだけど、
もぅ一つは昨日見た治癒の力。
私は生まれつきこの力を持っているんだ…」


力について話すと沈黙が続く。

やっぱり、
気持ち悪い?

『気持ち悪い!!』

私って化け物?

『化け物!!!』

嫌いになった?

『大嫌い!!』


私は何かがプツリと切れたかのように
自然と口を開いた




< 102 / 181 >

この作品をシェア

pagetop