美しく咲き誇る
何これ
何これ
私一人じゃん!!!
ぶぅ~と拗ねていると
「舞!飲んでるか?」
「新にぃ!私なんで連れてこられたの?!」
「おぉ!忘れてた!
一度見たくてな?」
?
何が?
「お菊さん」
「なんどすか?」
(お菊さんとは今ここのお座敷にいる花魁さんのことだょ by舞)
「舞に着物着せてやってくれねぇか?」
キモノキセテヤッテクレネェカ?
ハイ?
ナニヲイッテイルノアニウエ??
「うちも気になってたんどす。
この子に着物着せたらさぞ可愛くなるやと思って」
「だろ?!だから頼む!!」
「へぇ、よろこんで」
「ま、待って!!
私に着物なんて///」
「大丈夫だ舞は似合うから」
話を聞け―――――――――!!
新にぃは私の話を聞かずそのままお座敷の外にだした
「お菊さんよろしく」と言って
「ほないきまひょか」
私はしぶしぶお菊さんの後に着いて行く
私が似合うわけないじゃない。
お菊さんみたいに美しかったら…
はぁ…
私も可…愛かっ…たら…
あ、
なんか悲しくなってきた…
(舞は超がつくほどの美女 by作者)