美しく咲き誇る
あー…
何か桜としてやるの悲しくなってきた。
あれだよ、
あれ。
影が薄くて一行に気付いてもらえない人みたいな。
感じ
「ボソっ)お菊さん~…
私なんか悲しくなってきたんですけど」
「ボソっ)結構気付かないものなのね♪
やっぱり普段は男装だからかしら」
「かもですね」
「じゃぁ、バラしちゃおうか♪」
お菊さんはパンパンと二回手を叩く
いや…
注目させないでっ(汗)
「みなはん?
舞はん遅いと遅いと思いまへんか?」
「あー…たしかに」
え、
今気付いた感じ?
ヤバ、
なんかもっと悲しくなってきた
ふいに私はジワリと涙が溢れそうになり涙目になる
「うふふふ…
実は、この方が舞はんなんですえ」
お菊さんは私にニコリと笑ってみせる
それを見ていた皆は大口を開け
「「「えぇぇぇえぇぇ?!」」」
と、なんとも近所迷惑なほど叫んだ
「皆ヒドイ!!!
何で気付いてくれないのっ?!」
声に出すとよりいっそう悲しくなり涙が出る
「「「「(っ//////可愛い!!!!!)」」」」
皆ヒドイし…
たしかにさ?
影薄いよ?
お菊さんの隣にいったらお前何?
みたい感じだけどさ?
気付いてよぉ…