美しく咲き誇る
第二章

*芹沢 鴨Ⅰ




舞side

永倉さんこと兄上

兄上こと新にぃになった今

私の日常は変わりつつある

「舞!」

「総司持ってきた?」

新にぃ以外には話していない私の過去

けど、皆から新にぃに何か言ったんだろう

最近平隊士以外の幹部の皆が話しかけてくれる

特に私は総司と仲良くなりつつある

と、言うか、まぁ、
悪戯仲間というものだ。
まぁ、主に土方いじり同盟みたいなものだ

「あ!新作ですよ」

「本当だ!どれどれ~?
“梅の花 一輪咲いても うめはうめ”
だって!!
ププっ…」

「当たり前すぎ!!」

あはははは!!
きゃははは!!

私と総司が声を上げて笑っている中。

「お~ま~え~らぁぁぁぁぁぁ!!」

鬼の副長が私達の真後ろにいた

「「げ」」

そして私達は一目散に逃げ出す

「待て!!!」

「シッテル?土方 さん!」

「あぁん?!」

「待てって言われて待つ人なんていないんだよ~」

その言葉にキレたのか顔を真っ赤に染めさっきより走る速度を速めてきた

ふふ~

面白い♪




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