美しく咲き誇る
屯所に着いたのはいいが舞はもういなくなっていた。
まぁ、
ちゃんと屯所内にいることはわかっているからそんなに慌てて探すこともないし、
舞は大体部屋にいる
そうわかっている僕は舞の部屋に足を進めた。
「「あ…」」
舞の部屋の前に着くとちょうど一君もいた
「なんで一君がいるの?」
「あんたこそ。俺は舞がいつかをな…」
ふ~ん…
考えている事は一緒って言う訳か…
「じゃぁ、僕が確かめておくから一君はもどっていいょ?」
「あんたが戻ればいい」
一君と僕の間に火花が飛ぶ
「あ、コラ暴れないで?
すぐに傷は治るから」
中から聞こえる舞の声。
すぐに傷が治る?
と言う疑問を残しつつ少し開いている隙間から覗く
「ボソっ)総司、覗きはよくないぞ」
「ボソっ)一君は気にならないの?」
「そ、それは…」
僕達がそんな会話をしていると、
「痛いよね?
―――――我の力で傷を癒せ――――… 」
一瞬パッと光、猫の足にあった傷はスッーと治ってく
その舞の不思議な力に僕も一君も驚きながらもその場を後にした
そして小さな沈黙を破ったのは一君からだった
「あれは…一体―――…」
「ま、まぁ…明日舞に聞こう?
それまではこの事を内密に…」
内緒にすることを約束した僕達は自室へと戻った
沖田side*end