放課後のキス、恋の始まり。


―――ぺたん


足に力が入らなくなって、床に座り込んでしまう。


もう、何も考えられなくて。


静かな教室とは裏腹に、私の心臓の音はボリュームMAXだ。



「刺激、強すぎた?」



座り込んだ私をはるか上空から見下げる久世くん。




「さい……」


「は?」






「サイテー!!」


私は勢い良くそう言って立ち上がった。



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