放課後のキス、恋の始まり。


「へー。 そーいうこと、するんだ。」




そう言って久世くんはニコッと……



いや、ニヤリと笑った。


その笑い方はとても怪しくて。




恐ろしい不安感に襲われた。




「…………」



それでも無視を続ける私に、久世くんはしびれを切らしたのか―――




「はーい。初デートに行きまーす」



そう言って、私を彼の右肩に担いだ。




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