放課後のキス、恋の始まり。
ふと、久世くんを見上げると……
「クリーム、付いてる」
と言いながら、伸びてくる彼の右手。
その右手は、私の右頬に優しく触れるとすぐに彼の元へ戻っていく。
そして、久世くんはその甘い甘いホイップクリームをパクリと食べた。
「ちょっ……」
何してるの!!
って言おうと思った瞬間。
私の顔はボッと火をふいて……
「顔、真っ赤。」
そう久世くんに指摘されてしまう。
恥ずかしすぎて、
溶けちゃうよ!!