僕が男になった理由



 「琉依、代えの靴を用意してくれるって?どうする?」


 「あ…でも自分で代えの靴は用意しますから大丈夫です」


 「わかりました、では…足を少しひねってしまった様なので裏で治療しましょうか」


 「あ…ありがとうございます」



 自分でも気付かなかった足の痛みに気付いたのかこの人…



 「琉依歩ける?」


 「一応…」


 「…琉依さん少し失礼しますね」


 「え?」



 その一言と共に軽く持ち上げられた身体。



 お姫様だっこと言われるモノだ。



 「え?あの?琉依!」


 「お連れの方も同行お願いしますね」



 パニックになる冬麻が横に居たのだが



 僕の方が驚いた。









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