僕が男になった理由
彼の気持ち
「ありがとうございます…池岡さん」
「どういたしまして…さて行きましょうか、琉依さんは何が食べたいでしょうか?」
「…暖かいモノ」
「暖かいモノかー…じゃあポトフでも食べに行きましょう」
「…お腹空きました」
「俺もです」
「ポトフ楽しみです」
「絶対に温まりますよ、では…少し電車乗りましょう」
「はい」
再び繋いだ手は自然と恋人繋ぎでまた僕の全身は発火しそうな位熱くなってた。
手を繋ぐのも悪くないと思ったけれど…さすがに改札を通る時位は手を離して欲しかった。
電車の中でも繋がれていた手は温かく
まるで一つになる様に溶け合ってしまう感覚だった。
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