お隣の黒川さん


いつの間にか、黒川さんはあたしたちの目の前に来ていた。


あ、敬語になってる。



「あ!その…、こ、こんにちは…」


ペコリと頭を下げると、頭の上でフッと笑う声がした。


「てか、アンタ2年だったんすね。ちっさいから、中3くらいだと思ってました」


う”、確かに身長は150ちょっとだけどっ!


「でも、ちっさくてカワイイと思いますけど?」


そう言って、黒川さんはあたしの頭をポンポンと撫でた。


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