お熱にうかされて
枕元に水分を置いといてくれた。

ピッピッピッ…

体温計が鳴る。

「はぁ、まだ下がらないか…」

フラフラする身体を起こして薬を取りに行きベットに横になった…

こういう時傍にいて欲しいけど、彼は楽しみにしてたから言えなかった。

“行かないで”とは――――

ダメだ、もう一眠りしよう…

…起きた時には夜だった。
< 2 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop