ただ君に、まっすぐな愛を。~あの日見つけた流れ星~





今度はあたしが笑った。

とてもとてもぎこちない笑顔で。


「そっか……。」

そう言った柊さんの顔にさっきまでの笑顔はなかった。


「じゃあ…ずっとここにいなよ。」

「は?」


なんだかデジャヴだ。

さっきもこんなやり取りをした。


「俺ん家一人にはでかすぎるから。」

ニヒッとイタズラっぽく笑った。

その笑顔で言われたら断れない。



ねぇ、おかしいですか?
あたしのこと笑いますか?


さっき出会ったばかりのあなたの笑顔は信じれる、なんて根拠もないこと思ってるんです。







< 15 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop