ただ君に、まっすぐな愛を。~あの日見つけた流れ星~
ドーナツを食べ終えてから、少し歩いていたとき。
「よー、拓真。久しぶりじゃん!」
突然の声に振り返ると、これまた長身のカッコいい男性が一人。
…誰?拓真って言ってるし……柊さんの友達かな?
「おー、要。久しぶりー。」
「何だよお前。俺より先にそんな可愛い彼女つくんなよー!!」
あたしを見て言う友達さん。
……彼女じゃないんですけど…。
「うるせーよ、バカ。」
……否定はしないんだね、柊さん。
そう思いつつ、目だけを柊さんに向けると、可愛らしくウインクしてきた柊さん。
…男にしておくのはもったいない。