ただ君に、まっすぐな愛を。~あの日見つけた流れ星~
「じゃぁ、お邪魔虫は退散ってことで。じゃーな、拓真、なっちゃん。」
「おーおー、帰れ帰れー。」
柊さんの言葉とともに、そそくさと姿を消した要さん。
あたしは声も出さずにペコリとお辞儀だけした。
悪い人ではなさそう…。
「夏希さぁ…。」
「はい?」
少ししてから急に話し出した柊さんに顔を向けると「帰ってからでいいや。」と顔を背けられた。
それから、あたしの部屋(一室余っていたところ)に必要なものを全て買ってから帰った。
タンスやベットとかの大きなのは送ってもらって、今日中に届くようにしてもらった。
柊さんの行動や言動一つ一つが大人っぽくて、思わず見とれた(時もあった)。
本人には絶対言わないけど…。