ただ君に、まっすぐな愛を。~あの日見つけた流れ星~




「今日から入院生活になりますので、ご家族の方は入院の準備をお願いします。」


「はい………。」

おばさんが泣きながら答えた。

みーちゃんはずっと泣いていて、顔は見えないけど、きっとおじさんも泣いている。



血の繋がりなんか一つもないあたしを引き取って、ここまで育ててくれた大好きな心優しい家族。



あたしは涙を拭って病室に入った。

「おじさん、おばさん、みーちゃん。また迷惑かけてすみません。」


「こんな時に謝らないの!一番辛いのは…あなたでしょう?」


おばさんは涙声で言いきった。

「俺たちに遠慮はいらないと、始めに言っただろう?」


おじさんも涙を拭いながら言った。

「あたし…何にも出来ないけど…フッ…なっちゃんが大好きだから…。」


顔も言葉もぐちゃぐちゃになりながら、必死にそう言ったみーちゃん。


みんな……

「ありがとう。」









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