和久井さん、さんじょー

テスト勉強かいしっ!




「はあ…テストかあ」

お久しぶりのテスト様期間がきました。
これはもう地獄ですよ、地獄。
遊べないしさあ…。

…ん?背後に嫌な予感が…。

「はーなーちゃーん?」

「ひっ!」

思わず後退りしたくなるオーラ…。
笑ってるのに笑ってないっ!
どっちやねん!
どないやねん!

「さっきは何で僕の視界から消えたんです?え?」

「あー、ソウクンノカンチガイじゃないですかね?」

「ん?」

「いやっなんにもないですっ」

「…ならいい♪」

…オーラが戻った?かな?
ひとまず安心…。

「あ、テスト50点以下あったらダメだってー」

「え!?」

「僕ちなみに前回、国語36点!」

ん!?ヤバイじゃんっ
て、
はなも人の事言えないけどさ

「華は、ねえ…数学、7点!えへ♪ラッキーセ…」

「ラッキーセブンじゃないからっ!」

うう…。

「ヤバイ、ヤバイ。浬に教えて貰おか!」

「え、浬くん?あの?」

「浬は一応学年トップだしさ」

「え!?」

あの、浬くん?
ああ、なんかビミョーに想像できるわ…。
あー…髪染めてないしね

「へぇー…」

「んじゃ、今日教えて貰おうね」

ニコッと想くん。

「…うん。」

お願いするしかないね…

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