和久井さん、さんじょー
最終日こそは最高にっ
「つかれたあ…」
「おつかれ、華ちゃん♪」
「はやくお風呂はいりたあい…」
「んー?一緒に風呂はいるかって?…よろこんでっ♪」
「誰がはいるかっ」
ゴツンッ
ぐーぱんぱんちしたったぞ。
…椎月、涙目。
「いたあい、華ちゃん」
「うるさいっ早く戻るよ」
「はあい…」
…でも帰ると…。
「…わあ、キレイにみんな真っ黒。」
…みんな日焼けしたみたい。
もち、椎月と私は普通服 &真っ白。
私は白い方ではないが、これだけみんなが「がんぐろたまご」なら…ねぇ…。私達は「ゆでたまご」?
…あんなテカテカしてないけどねー。
「あ、華どうだった?売れた?もろこし」
「あ、叶!売れた売れたー&暑かったー」
タッタッタッタッタッタッ!
…この可愛らしい走りカタ方は…
「華ちゃんっ会いたかったー!」
「………想、うるさい」
はい、想です。女みたいな走り方するからわかりにくい。
…え?私だけ?
「やほーみんな、久しぶりぃ。元気だった?」
キャッッーという女子の黄色い歓声…。
「華ちゃんは喜んでくれないー。」
…なんだこの毎年発情気め。
「きゃー。」
「なんか違うっ華ちゃーん!あ、そっか。毎日会って…」
バンッ!
椎月にぐーぱんクリーンヒット!ヒッターは私、和久井華!
…馬鹿か、こいつ。
同居バレたらどうしてくれんねんか!
「毎日会って…?」
「…っと、あ…の、そう!毎日会ってるくらい今日、仲良くなったから!うんっ」
「…いたあい、華ちゃん。」
「うるさいっ」
「…とうもろこしで仲良く慣れるなら水着忘れてくればよかったあ」
「…うん!そうっ、とうもろこし焼き同盟くんだから!ね、椎月」
「「「椎月!?」」」
あ、ヤバイ?
「うんー、だね!」
「僕も話しにいれてよー」
「想は黙っててっ」
「うー…華ちゃん怖い。」
この場は何とかやりきりました。
あと数秒でバレてました。
やばかったです。
死守しました。
よくやった、華!
今すぐ自分で頭撫でてやろうと思ったが、変人に見られるからやめました。
こんな感じで終わった旅行。
もうすぐ卒業だ!