和久井さん、さんじょー
てか煌さんの事知ってた…けど。
てか、あんな顔で見つめられたら…
ドキッとしちゃったけど…
完璧…女顔
想とは違う感じの…
可愛いというより…キレイ。
そこらへんの女子より美人だよ。
梶くんの事を考えていたら…
ガラガラ
「華ちゃん、ニュースっっ!!」
想が息を切らしながら教室にはいってきた。
「あのね…」
こっから先は内緒話の体制で話してきた
「同居人が増えるって父さんから…メールが」
「えぇ!?」
驚いても「は!?」とか言わなくなった!
進化した華でしたーっ
いやいや、今はそれより…
「だから早く帰って来なよ、だって。学校も一緒だから会うかもね〜ってメールが…きた」
…煌さん、誰をよんだのっ
てか見つけだすヒントすくなっ
これははやく家に帰るしか方法がない
−−放課後
「華ちゃんっ帰ろ」
「ごめん、想。杏樹にちょっと呼ばれてて…」
「ふーん、じゃ教室で待っとく」
私は急いで杏樹の元へ向かった。
「あら、さっき呼び出したばかりなのにはやいのね。華」
「…ええ、それでどう?」
「一応調べたわよ、梶伊泉の事」
「どうだった?」
「普通よ、普通の凡人。出身地は北海道。誕生日は三月一日。趣味は歌う事。…など」
「…そう、やっぱり…」
「あ、でも今日から何処の家か知らないけど居候するみたいよ?」
ん…?
…まさか、
“「ふーん…和久井華、ね。両親がいなく、煌さんとこにいるんだ。じゃあこれから世話になるね」”
放課の時、梶くんが言った言葉が頭の真ん中にリフレインした。
「、杏樹っまた明日」
そして全力疾走で想の元へ向かった
「伊泉の情報は…言えないの。ごめんなさいね、華。だって和泉くんは、−−…」
その声は聞けずに。
「想、はやくかえろっはやく、いくよっおい走れっ」
「華ちゃん、焦りすぎて言葉戻ってるよ?」
「いいからはやくっ」
ガチャ
家のドアを開けた先にはやはり、
“ミステリアス美男子”
がいた。
「華、おかえり。学校で言った通りお世話になります。」
「…おかえりって、どんだけ冷静なの!?」
奥から椎がでてきた
「やん!どうしたの?」
やんって…
「どうしたのって…」
「ああ、美空くん?今日からここに住むみたいだよ?」
…まてまて
「色々ツッコミたい…まず美空くんてなんだよ。椎」
「あの、歌手の美空慧に似てるから…声が。」
ああ…確かに。
美空慧とは、今人気が凄い歌手。
1番売れた曲は、バラードのラブソングで、聞いた人誰もが泣ける…そんなヒットソング。
私が1番好きな曲は
「flower winter trance」
かな。
“冬の向こう側に咲く花は美しい。
それを見ている君はもっと…”
っていう歌詞が好き…って大分脱線してるな。
「確かに似てる…うん」
想がそう呟く。
「あ…うん、似てる、じゃなくて!なんで…一緒に住むの?」
「え…だってー…」
なんだ、おい、なんだ椎
「父さんの友人の子供…らしくて。凪さんって人なんだけどね。ちなみにシングルファザー。」
…お母さん、いないんだ。
でもお父さんがいるから、私とは…違う。
「…華ちゃん?良からぬこと考えてたでしょ」
「っ!」
椎は…勘が鋭い。
椎のそうゆう所…少しだけニガテ。
なんか何でも見透かしてるみたいで…怖い
「…まあ、それは置いといて。その凪さんが仕事で海外にいってしまったから…一時期間美空くんはこの家にいるらしいよー」
「…美空じゃないから。梶だって言ってるでしょ」
「ごっめーん、梶慧くん」
「………」
梶くんが呆れた顔をしてる。