和久井さん、さんじょー
紙の内容
そこに書いてあったのは…
〜僕のルール〜
僕の部屋には必要性が感じる時のみ入室許可する。
食事は用意しなくていい。
僕が寝ている時、絶対に近付かないで。絶対
部屋の扉に「Error」という掛札が掛けてあったら絶対開けないで。これは必ず守って。絶対。
…などとまだまだ綴られている。
それにしても綺麗な字…
「ねーねー、華ちゃん。えるおるって何?」
…Errorの事か?
、そうだった。想は英会話力はあるけど読力はないんだった…。
「…エラーだよ。エラー」
「ああ、エラーかぁ。って何がエラー?」
「知らないしってか、食事要らない…の?」
「ああ、なんか凪さんにいわれてるらしいよー。特定の物しか食べられないってー。」
何と言うお坊ちゃま。
「ふーん…てか椎、何でそんな知ってるの?」
「えっ、…えと、あの。うん」
「…は?」
「華ちゃん、人には言えない事、隠し事で埋もれてるんだよ。華ちゃん…だって、さ。」
ニガテ。この人のこの目、嫌。嫌い。
「そ、だね」
「さすが華ちゃん。物分かりがいいなぁ。でもあまり俺に干渉し過ぎると…嫌うよ?」
顔は笑ってる…けど、目が笑ってない。冷たい目…。
「ごめん、ね。椎」
「うん、いいよ〜!お腹すいたぁ。父さんまだかなあ」
いつもの椎に戻った。
「ただいまあー、四人とも仲良くしてたかー?」
煌さんが帰ってきた
その後私達は夕食を食べ、お風呂に入り、梶くんの姿を一度も見ず眠りに落ちた。