和久井さん、さんじょー
ショッピングモール
…今どうしてるかって?
あの大勢人数で大型ショッピングモールにいます。
勿論、私以外皆美形なので注目を浴びています。
「ねぇ、やっぱり海斗と二人で来たほうがよかったのじゃない?」
「猫と二人がよかったー。うぬぬ…」
「そんなの僕が許すわけないでしょ?」
と、梶くん
「僕もお買い物したい〜。ねぇ、いいでしょ?」
「ええ、静。来たからにはもうしょうがないわ。行きましょう」
そして、お目当ての本、「ケセランパサランVSドッペルゲンガー」を買った。
海斗は五冊くらい買ってた。なんでそんなに必要なんだ?
「ねぇ、二階行きたい。」
駄々っ子なのは…、聖羅だ。
「ちっ、面倒くせぇ」
「あら、しおん。じゃぁ何で来たのよ?」
と杏樹
「うっせ!、俺は浬と話そうとしただけで、別に華がいるからとかじゃねぇんだからな!ぜってぇちげぇぞ!聞いてんのか、おい!華!」
…?これは返事をかえすべき?
「聞いてるわよ?どうしたの?」
「だか、お、…うん」
?なんか最後素直になった。
「あーあ…、本当鈍感だよね。華ってば。いい?だから、しおんは浬と会話がしたいというのを口実にして実は華に「おい!馬鹿!ゆうなよ!」」
梶くんの言葉を途中でしおんが割入る。
「しおん、梶くんと会話できないじゃない。なに?梶くん」
「だからね、しおんは華に「だから馬鹿!ゆうなって!」」
「…ねぇ、君はさ、人の話を最後まで聞こうっての、頭にインストールされてないの?まぁ君の話なら最期まで聞きたくないけどね」
「…は?インストール?何言ってんだこんの馬鹿」
「いい?自分より頭がいい人に馬鹿って言っちゃダメなんだよ?馬鹿より下になりたいなら別だけど。」
はぁ、また始まるこの言い合い。
いい加減学習しないのかな、しおん。
梶くんに口で勝てるわけないでしょ
「おめぇがインストールだか何だかしらねぇが、機械みたいな事いうからだろうが!」
「!!」
…?いつもならしおんが言ったら言い返すの法則だったのに、梶くんが変…
「?どうしたんだよ。お前いつもとちげぇぞ?」
「いや、ガガッ。なんで、ガガッ。もない。ガガッ」
「?」
梶くんが…
「梶和泉!…今すぐラボに行きなさい」
杏樹が叫んだ。
杏樹が叫ぶなんて
「いや、ガガッ。大丈夫。」
「明らかおかしいわよ、雑音入ってるわ。調べてきなさい。」
「いや、大丈…」
「ダメ。無理矢理でも連れていくわ。凪さんが悲しんだら、私はどうしたらいいか…、」
凪さん?
「いや、僕は…ガガッ、蘭藤水紀の“代わり”でしかない、ガガッ」
…蘭藤、て
蘭くん…?のことを言ったの?
あー、…よく理解できないよ?