和久井さん、さんじょー

日にち決め




「あー、えっと…」


「こうなったからにはしょうがない。」


「…だな。そろそろいい加減、って思ってたから…」


「は、お前そんなこと思ってたのか」



「もーいーじゃん!日にち決めよーよ!」



「あぁ…」



「でわでわ…明日行く人ーっ」


一斉に皆手を挙げる。


「俺が最初!」


「なにいってるの?僕だよ」


「は?お前ら聞いてんのか。俺だ」


「いやいやしぉくん意味わかんないよ」


…きまらない


「しょうがねぇ、くじ引きできめっか」


「賛成ー」



数十分で完成した安易くじ


「おい、くじ引きになんか仕掛けてねぇだろーな」


「かけてるわけないじゃない。馬鹿なの?」


「おい、お前ぬけねーのか、聖一。いつも女、女だ言ってるじゃねーか」


『俺は華ちゃんのこと好きだからさ』


聖一の声のトーンが変わった


「聖一…お前怖いわ。いろんな意味で怖いわ。」


「なにいってんのぉ、なぁんも怖くないわ〜」

トーンが戻る


「まぁくじ引きしよか」


「誰でもいいから引いて」



くじ引きの結果

1聖一
2紫苑
3浬
4和泉
5静
6椎
7海斗
8想


の順番だ。


明日から…開始
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