和久井さん、さんじょー

「えっと、南里の席は、んじゃ難波叶のとなりな」

「はあーい」

スキップしながら席へ座った。

キーンコーンカーンコーン…
チャイムがなった。

ガラガラッ
ドアが開いた。
「あぁ!浬!」

「へ!?浬くん?」

…しまった!衝動に駆られたっ
キャーとまた女子が。

華、失敗の巻。
はあ……

「…あほ」

ひどい、想くん。
あほだけどさあ…
華っ泣いちゃうっ

「…おい」

へ?
…アラアラコワコワ。
めちゃ怖い声。

「な、ナンデスカ…」

「ちょっとこい。想もだ。」

ここは屋上。

「これからどうするか話し合う。」

「はいはーい」

想くんが元気に手を挙げる。

「華ちゃんがすんでる事は隠しますかー」

…んー。どしよ

「…隠したいか?」

「…一応隠しますか…。」

「おけー。んーあとわあー…」

「一緒に帰る?とかは…どーすんの?」

「三人で帰ろうよー」

想くんが駄々っ子になった。

「私はいいよ。」

「俺も別に…」

「んじゃけってー」

「よし、以上。解散。後は家で。」


そんな感じで毎日が終わる。
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