【完】ヒミツの恋を君と。
でも晴は、あたしに秘密の欠片も見せようとはしない。
晴はあたしに心を開いてくれてないんじゃないかなって、そんな風に感じる時がある。
毎朝一緒にいたいからと、一方的に押しかけてたのはあたしだし。
くっついていってるのはいつでもあたしの方からだから。
自信ない。
メルアド聞いても、なんで教えなきゃいけないのみたいな顔されたら、あたし結構落ち込むと思う。
まだ出会って数週間だけど、あたしは晴に心を開いてしまってるから…。
「新しいバイト?モカくんっていうの?」
「モカくんかわいいっ!」
「モカく~ん。あたし達よく来るの。よろしくね」
「は、はいよろしくお願いします!」
すごい!すごい!すごい!
今、モカ(男)のあたし。
トウヤさんにウイッグの着け方を教しえてもらって、変身を済ませ、店に出てきて驚いてしまった。
お客さん(もちろん全員女性)がみんな、あたしを見て「かわいい!」と褒めてくれる。
どうしよう!顔がニヤけちゃう!
だって、人生でこんなにちやほやされるのって初めて!
もちろんお客さんたちはあたしを男だと思い込んでるけど、彼女達に「かっこいい」じゃなく「かわいい」と言われるのは、周りのイケメン達に比べたら、背は低いし、顔も女の子みたい(本当は女なんだけど…)だからだと思う。
晴はあたしに心を開いてくれてないんじゃないかなって、そんな風に感じる時がある。
毎朝一緒にいたいからと、一方的に押しかけてたのはあたしだし。
くっついていってるのはいつでもあたしの方からだから。
自信ない。
メルアド聞いても、なんで教えなきゃいけないのみたいな顔されたら、あたし結構落ち込むと思う。
まだ出会って数週間だけど、あたしは晴に心を開いてしまってるから…。
「新しいバイト?モカくんっていうの?」
「モカくんかわいいっ!」
「モカく~ん。あたし達よく来るの。よろしくね」
「は、はいよろしくお願いします!」
すごい!すごい!すごい!
今、モカ(男)のあたし。
トウヤさんにウイッグの着け方を教しえてもらって、変身を済ませ、店に出てきて驚いてしまった。
お客さん(もちろん全員女性)がみんな、あたしを見て「かわいい!」と褒めてくれる。
どうしよう!顔がニヤけちゃう!
だって、人生でこんなにちやほやされるのって初めて!
もちろんお客さんたちはあたしを男だと思い込んでるけど、彼女達に「かっこいい」じゃなく「かわいい」と言われるのは、周りのイケメン達に比べたら、背は低いし、顔も女の子みたい(本当は女なんだけど…)だからだと思う。