【完】ヒミツの恋を君と。
晴の言いたくないことを無理に聞き出そうとは思わない。
でも、これだけは知りたい。
あたしは大切な人を苦しめる存在になってる?
春と春ちゃんを苦しめたみたいにまた……。
「んなわけねぇだろうが!逆だよ!」
「へ?」
晴の顔は今まで見たことないくらい焦ってる顔で。
それを見て、ふっと心が和らいだ。
逆だって。
あたしは、晴の大切なものや時間を守ってあげられる存在なのかな?
表情を緩めたあたしを見て晴はホッとした様な顔をした。
そしてその後、独り言の様にボソッと呟く。
「お前がいない毎日はもう考えられねぇよ…」
ごめんね晴。
あたし結構地獄耳だから聞こえちゃったよ。
腕でその表情は隠されてるけど、やっぱり少しだけ頬が赤くなってる様に見える晴。
どうしよう、嬉しくてしょうがない。
「わかったよ。あたし晴の嫌なことはしないよ。2人の先輩には関わらないから心配しないで」
あたしの言葉を聞いて、晴は1回頷いた。
申し訳なさそうにする晴に笑い掛ける。
「晴らしくない。もっと“晴様”っぽく、俺の言うこと聞けよ!って感じで言えばいいのに」
「晴様って…お前は、俺のことちょくちょく勘違いしてるよな」
「してないよ。“傍若無人”は晴のモットーでしょ?」
「はぁ?傍若無人って誰がだよ?」
「い、痛い痛いっ!」
でも、これだけは知りたい。
あたしは大切な人を苦しめる存在になってる?
春と春ちゃんを苦しめたみたいにまた……。
「んなわけねぇだろうが!逆だよ!」
「へ?」
晴の顔は今まで見たことないくらい焦ってる顔で。
それを見て、ふっと心が和らいだ。
逆だって。
あたしは、晴の大切なものや時間を守ってあげられる存在なのかな?
表情を緩めたあたしを見て晴はホッとした様な顔をした。
そしてその後、独り言の様にボソッと呟く。
「お前がいない毎日はもう考えられねぇよ…」
ごめんね晴。
あたし結構地獄耳だから聞こえちゃったよ。
腕でその表情は隠されてるけど、やっぱり少しだけ頬が赤くなってる様に見える晴。
どうしよう、嬉しくてしょうがない。
「わかったよ。あたし晴の嫌なことはしないよ。2人の先輩には関わらないから心配しないで」
あたしの言葉を聞いて、晴は1回頷いた。
申し訳なさそうにする晴に笑い掛ける。
「晴らしくない。もっと“晴様”っぽく、俺の言うこと聞けよ!って感じで言えばいいのに」
「晴様って…お前は、俺のことちょくちょく勘違いしてるよな」
「してないよ。“傍若無人”は晴のモットーでしょ?」
「はぁ?傍若無人って誰がだよ?」
「い、痛い痛いっ!」