【完】ヒミツの恋を君と。
え……。
トウヤさんに言われて、隣にいる桃佳を見ると、目から大粒の涙がボロボロ零れてる。
電車の中で、下唇を噛んでた桃佳を思い出す。
やっぱり我慢してたんだ。
桃佳の泣き顔が胸に痛い。
そんな俺の心を読むかのように握られた手にギュッと力が込められた。
「店長……晴が…晴が……っう………」
「モカ?」
「……晴が……お腹を……背中…蹴られて……」
「…」
みんなが桃佳に注目をする中、桃佳は俺が殴られた時のことを、しゃくりあげながらまとまらない単語で話していく。
でも、店長も、リツキさんも、トウヤさんもすべてを理解した様な目をして、座ってたイスから立ち上がった。
「モカ、怖かったね。こっちおいでー」
「今から、店長にハルくんの傷の手当してもらうから、モカくんは店の中で待ちましょう」
俺の手を握り締めてる桃佳の手をゆっくり離させて、トウヤさんとリツキさんが、まだ泣いたままの桃佳を連れて行く。
桃佳は不安そうに一度振り向いたけど、そのまま何も言わず2人について行った。
休憩室を出る前に、トウヤさんとリツキさんが俺に向かって桃佳は大丈夫だからと言う様に頷いた。
トウヤさんに言われて、隣にいる桃佳を見ると、目から大粒の涙がボロボロ零れてる。
電車の中で、下唇を噛んでた桃佳を思い出す。
やっぱり我慢してたんだ。
桃佳の泣き顔が胸に痛い。
そんな俺の心を読むかのように握られた手にギュッと力が込められた。
「店長……晴が…晴が……っう………」
「モカ?」
「……晴が……お腹を……背中…蹴られて……」
「…」
みんなが桃佳に注目をする中、桃佳は俺が殴られた時のことを、しゃくりあげながらまとまらない単語で話していく。
でも、店長も、リツキさんも、トウヤさんもすべてを理解した様な目をして、座ってたイスから立ち上がった。
「モカ、怖かったね。こっちおいでー」
「今から、店長にハルくんの傷の手当してもらうから、モカくんは店の中で待ちましょう」
俺の手を握り締めてる桃佳の手をゆっくり離させて、トウヤさんとリツキさんが、まだ泣いたままの桃佳を連れて行く。
桃佳は不安そうに一度振り向いたけど、そのまま何も言わず2人について行った。
休憩室を出る前に、トウヤさんとリツキさんが俺に向かって桃佳は大丈夫だからと言う様に頷いた。