【完】ヒミツの恋を君と。
こいつの目はいつだって真っ直ぐ俺を見る。





だから、壊したくなくて。

でも、だから、傍にいたい。





相反する想いが俺の中で複雑に絡み合っている。






握られたその手を握り返すと桃佳は安心したような笑顔を見せた。





この笑顔だけは、どうしても守りたい。


絶対に──









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