【完】ヒミツの恋を君と。
「同居のこと、学校の友達にはバレちゃダメだよね?」
「お前、友達いたの?」
「し、失礼な!最近一人よく話す子がいるよ。信頼出来そうだし……」
「でも、学校のヤツには言わない方がいい」
「……そっか。だよね」
同居の事を誰かに言うなんて、絶対しないけど、こんな質問をしてみたのはあたしの嫉妬心。
だって晴は、
お父さんのこと、祐樹先輩のこと、お姉さんのこと、あの日、いろんな話を教えてくれたけど、美月先輩の話しだけは全くしなかった。
どうしてもそれを不自然に感じてしまう。
“同居”が学校で噂になって、先生にバレたら、あたし達は校則違反どころの騒ぎじゃない。
ただ一緒に住んでるだけ。って言っても、変な誤解をされてきっと信じてはもらえない。
最低でも停学のバツを与えられる。
だから、学校の人には言わない方がいいっていうのも分かってる。
でも、美月先輩のこと晴の口から何も聞いてないから余計に思ってしまう。
晴はあたしと一緒に暮らしてること、誰よりも美月先輩にバレたくないんじゃないかって……。
「お前、友達いたの?」
「し、失礼な!最近一人よく話す子がいるよ。信頼出来そうだし……」
「でも、学校のヤツには言わない方がいい」
「……そっか。だよね」
同居の事を誰かに言うなんて、絶対しないけど、こんな質問をしてみたのはあたしの嫉妬心。
だって晴は、
お父さんのこと、祐樹先輩のこと、お姉さんのこと、あの日、いろんな話を教えてくれたけど、美月先輩の話しだけは全くしなかった。
どうしてもそれを不自然に感じてしまう。
“同居”が学校で噂になって、先生にバレたら、あたし達は校則違反どころの騒ぎじゃない。
ただ一緒に住んでるだけ。って言っても、変な誤解をされてきっと信じてはもらえない。
最低でも停学のバツを与えられる。
だから、学校の人には言わない方がいいっていうのも分かってる。
でも、美月先輩のこと晴の口から何も聞いてないから余計に思ってしまう。
晴はあたしと一緒に暮らしてること、誰よりも美月先輩にバレたくないんじゃないかって……。