【完】ヒミツの恋を君と。
店長、リツキさんトウヤさんがプレゼントしてくれたのは、晴が寝る用のシングルのソファーベッド。


そのベッドはリビングに置いてて、日中はソファー、夜はベッドにして晴がそこで寝てる。



みんなは晴のベッドをプレゼントしてくれたのに?

あたしが寝心地なんてわかるわけないよ?


ん?と、首を傾げてると、隣から聞こえてきたのはリツキさんの声。





「2人で寝るには、ちょっと狭かったですか?」


「なっ!?」




リツキさんのトンデモ発言にまたお客さん達が「キャーキャー」沸く。

店内はさっき以上に沸き立ってしまった。





「ね、寝てませんっ!寝室は別々です!」





そんなあたしの雄叫びも空しく、お客さんの歓喜の叫びに消されていく。





「モカくん照れてる!かーわーいーい!」





お客さんの声に余計に顔が熱くなる。

あたし今、多分真っ赤。



そんなあたしを見て、店長とリツキさんは、ハイタッチをしてるし。



もう、勘弁してよ。

恥ずかしくて晴の顔当分見れないってば。



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