【完】ヒミツの恋を君と。
晴のヒミツ
晴から、BLの真実を聞き出すのはそう簡単ではないことに気が付いたけど。
でも、意外と早く真実を知る日がやってくる。
* * *
放課後──
帰りのSHRが終われば、友達同士が集まってそれぞれ楽しそう。
あたしはまだ友達もいないから1人。
でも、あたしの人生、みんなの中に入れず1人でいる時間の方が長いからこんなのは慣れっこ。
帰る準備をして席を立った。
靴箱に向かうために階段を下りていると、3年の先輩達も靴箱に向かって下りていくのが下に見えた。
あ、晴だ!
でも、晴は上にいるあたしに気付いていない。
先輩達が友達同士でワイワイ騒ぎながら階段を下りていく中、晴は1人で階段をゆっくり下って行く。
「バイバイ」なんて声が行き交うけど、誰も晴に声を掛ける人はいない。
初めて会った時に感じた印象を思い出した。
影が薄い。
2人でいる時にはそんなこと思わないどころか、存在感がありすぎるくらいだから忘れてたけど、一番最初に感じた確かに印象はこうだった。
でも、意外と早く真実を知る日がやってくる。
* * *
放課後──
帰りのSHRが終われば、友達同士が集まってそれぞれ楽しそう。
あたしはまだ友達もいないから1人。
でも、あたしの人生、みんなの中に入れず1人でいる時間の方が長いからこんなのは慣れっこ。
帰る準備をして席を立った。
靴箱に向かうために階段を下りていると、3年の先輩達も靴箱に向かって下りていくのが下に見えた。
あ、晴だ!
でも、晴は上にいるあたしに気付いていない。
先輩達が友達同士でワイワイ騒ぎながら階段を下りていく中、晴は1人で階段をゆっくり下って行く。
「バイバイ」なんて声が行き交うけど、誰も晴に声を掛ける人はいない。
初めて会った時に感じた印象を思い出した。
影が薄い。
2人でいる時にはそんなこと思わないどころか、存在感がありすぎるくらいだから忘れてたけど、一番最初に感じた確かに印象はこうだった。