【完】ヒミツの恋を君と。
「…晴くんのそういう格好、久しぶりに見た」
「……」
「普段からそうしてればいいのに…ってあたしが言うことじゃないよね」
「……」
そう言えば、美月先輩はイケメンバージョンの晴を見ても驚かなかった。
この晴も知ってたんだ?
晴と美月先輩の間に沈黙が流れる。
晴が今、どんな表情なのかはここからは見えないけど、美月先輩は一生懸命、晴との話題を探してる様に見える。
そして、美月先輩の頬は少し赤い。
あたしがどんなに恋愛スキルが低くても美月先輩のその表情を見れば分かった。
美月先輩は晴のことが好き──
どうして今、祐樹先輩と付き合ってるのかは知らないけど。
きっと美月先輩は晴のことを、本気で好きなんだと思う。
「…俺ら、帰るわ」
晴があたしを振り向いて、行くぞ。と目で合図を送ってきた。
「うん」と頷きながら、歩を進めようとした時、美月先輩が慌てたように話し出した。
「……」
「普段からそうしてればいいのに…ってあたしが言うことじゃないよね」
「……」
そう言えば、美月先輩はイケメンバージョンの晴を見ても驚かなかった。
この晴も知ってたんだ?
晴と美月先輩の間に沈黙が流れる。
晴が今、どんな表情なのかはここからは見えないけど、美月先輩は一生懸命、晴との話題を探してる様に見える。
そして、美月先輩の頬は少し赤い。
あたしがどんなに恋愛スキルが低くても美月先輩のその表情を見れば分かった。
美月先輩は晴のことが好き──
どうして今、祐樹先輩と付き合ってるのかは知らないけど。
きっと美月先輩は晴のことを、本気で好きなんだと思う。
「…俺ら、帰るわ」
晴があたしを振り向いて、行くぞ。と目で合図を送ってきた。
「うん」と頷きながら、歩を進めようとした時、美月先輩が慌てたように話し出した。