【完】ヒミツの恋を君と。
どんな手を使ったのか知らないけど、祐樹先輩はあの時、あたしの写真じゃなくて晴の写真を学校に送った。
それも、差出人をあたしにして、まるであたしが晴を陥(おとしい)れた人物のように見せかけて…。
“晴を裏切る”
それはあたしが死んでもしたくないこと。
そんなことなら退学にされる方がましで。
祐樹先輩はそれをわかってて、わかってたからこそ、こんな手の混んだことをして、“晴を陥れたあたし”をでっち上げたんだ?
立ち尽くすあたしに藤本先生の言葉が聞こえてきた。
「バイトも許されないことだけど、同棲なんてもっと重罪だ…」
初めて聞く“同棲”って言葉にドクンと心臓が跳ねた。
それって、もしかして…?
夏休みの出来事が頭を過ぎる。
藤本先生は報告書と書かれた紙をめくった。
…2枚目がある!
それも、差出人をあたしにして、まるであたしが晴を陥(おとしい)れた人物のように見せかけて…。
“晴を裏切る”
それはあたしが死んでもしたくないこと。
そんなことなら退学にされる方がましで。
祐樹先輩はそれをわかってて、わかってたからこそ、こんな手の混んだことをして、“晴を陥れたあたし”をでっち上げたんだ?
立ち尽くすあたしに藤本先生の言葉が聞こえてきた。
「バイトも許されないことだけど、同棲なんてもっと重罪だ…」
初めて聞く“同棲”って言葉にドクンと心臓が跳ねた。
それって、もしかして…?
夏休みの出来事が頭を過ぎる。
藤本先生は報告書と書かれた紙をめくった。
…2枚目がある!