【完】ヒミツの恋を君と。
今まで、バイトに、勉強に、晴がどれだけ努力をしてきたか知ってる。
家族を守るためにいろいろ考えてきたのも知ってる。
晴は過去に辛い思いをした分、今まで人一倍努力してきたんだと思う。
でもそれはいつだって、自分のためじゃなくて、誰かの幸せを願うため。
あたしはそれを知っている。
お母さんとお姉さんに喜んで欲しくて、作り始めた料理だって。
家族に迷惑掛けたくないから、大学から独り立ちしようとバイトを頑張って、その上夜遅くまで勉強を頑張ってのだって。
本当は早く帰って勉強した方がいいに決まってるのに、バイトの帰り毎日あたしを家まで送ってくれたのだって…。
晴の努力の裏にはいつだって、誰かに対する思いやりの心が潜んでる。
「きっとこれから先の晴は、美月先輩のためだけに、いろいろ考えて努力していくんだと思う」
《……》
そんな美月先輩が羨ましい。
家族を守るためにいろいろ考えてきたのも知ってる。
晴は過去に辛い思いをした分、今まで人一倍努力してきたんだと思う。
でもそれはいつだって、自分のためじゃなくて、誰かの幸せを願うため。
あたしはそれを知っている。
お母さんとお姉さんに喜んで欲しくて、作り始めた料理だって。
家族に迷惑掛けたくないから、大学から独り立ちしようとバイトを頑張って、その上夜遅くまで勉強を頑張ってのだって。
本当は早く帰って勉強した方がいいに決まってるのに、バイトの帰り毎日あたしを家まで送ってくれたのだって…。
晴の努力の裏にはいつだって、誰かに対する思いやりの心が潜んでる。
「きっとこれから先の晴は、美月先輩のためだけに、いろいろ考えて努力していくんだと思う」
《……》
そんな美月先輩が羨ましい。