【完】ヒミツの恋を君と。
ホッと息を吐いてると、祐樹先輩があたしの目の前になにかを差し出した。
「桃佳ちゃん、はいこれあげる」
「…これは?」
「今朝、俺の家のポストに届いてたからね」
「え?」
手渡されたそれは、あの日見た封筒と同じサイズの封筒。
もしかして!
あたしは急いで封筒を開けて中身を取り出した。
やっぱり…。
中身は、モカの写真に報告書。
学校に送られるはずだったもの。
でも、封筒の宛名は祐樹先輩の家?
なんで?確かに学校の住所が記入されてたのに。
「びっくりした?桃佳ちゃん、あの日暗くて気付いてなかったかもしれないけど、ポストの上には封筒を2通重ねて置いてあったんだよね」
「え?」
「一通は学校宛。もう一通は俺の家の住所を書いておいた」
「なんで……あっ!?」
顔色を変えたあたしを見て祐樹先輩は「やっと気付いた?」って言って可笑しそうに笑う。
「桃佳ちゃん、はいこれあげる」
「…これは?」
「今朝、俺の家のポストに届いてたからね」
「え?」
手渡されたそれは、あの日見た封筒と同じサイズの封筒。
もしかして!
あたしは急いで封筒を開けて中身を取り出した。
やっぱり…。
中身は、モカの写真に報告書。
学校に送られるはずだったもの。
でも、封筒の宛名は祐樹先輩の家?
なんで?確かに学校の住所が記入されてたのに。
「びっくりした?桃佳ちゃん、あの日暗くて気付いてなかったかもしれないけど、ポストの上には封筒を2通重ねて置いてあったんだよね」
「え?」
「一通は学校宛。もう一通は俺の家の住所を書いておいた」
「なんで……あっ!?」
顔色を変えたあたしを見て祐樹先輩は「やっと気付いた?」って言って可笑しそうに笑う。