【完】ヒミツの恋を君と。
Last Secret
好きだよ。
「こいつにさわるな!」
目の前には、よく知ってる大きな背中。
その背中があたしを祐樹先輩から守るように立っている。
晴──
晴が目の前にいる。
驚きすぎて声にならない。
晴は掴んでた祐樹先輩の胸ぐらを突き飛ばした。
祐樹先輩がしりもちをつく姿勢で地面に倒れこむ。
「桃佳には手を出すな!俺は何でも受け止める。でも、桃佳だけは駄目だ!」
「……」
「お前のこと嫌いにはなりたくはねぇんだよ!」
晴──
目の前で荒く息をしてる晴の背中。
それは、普段の晴からは想像できないほどの焦ったような口調で。
『桃佳には手を出すな!』あたしはこの言葉に息も出来ないほど驚いてた。
突き飛ばされた祐樹先輩も驚いた顔をしてそんな晴を見上げてる。
2人が目線を逸らさない中、今度は倉庫のシャッターがガガーっという大きな音を立てて上に大きく開いた。
あたし達の下に夕日のオレンジの光が流れ込んでくる。
逆光に目を細めた視界に入ってきたのは5人の人影。
目の前には、よく知ってる大きな背中。
その背中があたしを祐樹先輩から守るように立っている。
晴──
晴が目の前にいる。
驚きすぎて声にならない。
晴は掴んでた祐樹先輩の胸ぐらを突き飛ばした。
祐樹先輩がしりもちをつく姿勢で地面に倒れこむ。
「桃佳には手を出すな!俺は何でも受け止める。でも、桃佳だけは駄目だ!」
「……」
「お前のこと嫌いにはなりたくはねぇんだよ!」
晴──
目の前で荒く息をしてる晴の背中。
それは、普段の晴からは想像できないほどの焦ったような口調で。
『桃佳には手を出すな!』あたしはこの言葉に息も出来ないほど驚いてた。
突き飛ばされた祐樹先輩も驚いた顔をしてそんな晴を見上げてる。
2人が目線を逸らさない中、今度は倉庫のシャッターがガガーっという大きな音を立てて上に大きく開いた。
あたし達の下に夕日のオレンジの光が流れ込んでくる。
逆光に目を細めた視界に入ってきたのは5人の人影。