【完】ヒミツの恋を君と。
塔子と店長、トウヤさんに、リツキさん。
そして、美月先輩。
「晴く……祐樹くん!」
美月先輩は、晴の名前を呼びかけたけど、地面に座り込んだままの祐樹先輩を見つけて、祐樹先輩の下に駆け寄った。
その様子を見届けた晴が勢いよくあたしを振り返える。
「あ…」
急に目が合って、心臓が止まりそうになる。
晴は眼鏡を掛けてないその目でジッとあたしを見つめた。
なんで?って聞きたいことはいっぱいあるけど、どれも口に出来ない。
あたしは恐怖から解放されたのと、何がなんだか分からないこの状況に、一気に足腰の力が抜けて、背中を壁に預けたままずり落ちるようにその場に座り込んだ。
そして、美月先輩。
「晴く……祐樹くん!」
美月先輩は、晴の名前を呼びかけたけど、地面に座り込んだままの祐樹先輩を見つけて、祐樹先輩の下に駆け寄った。
その様子を見届けた晴が勢いよくあたしを振り返える。
「あ…」
急に目が合って、心臓が止まりそうになる。
晴は眼鏡を掛けてないその目でジッとあたしを見つめた。
なんで?って聞きたいことはいっぱいあるけど、どれも口に出来ない。
あたしは恐怖から解放されたのと、何がなんだか分からないこの状況に、一気に足腰の力が抜けて、背中を壁に預けたままずり落ちるようにその場に座り込んだ。