【完】ヒミツの恋を君と。
晴もあたしの前に屈んで座る。



「は…晴……」



どうして、ここにいるの?

どうして助けに来てくれたの?

美月先輩と話せたの?

あたしのこと嫌いになったんじゃないの?



聞きたいこと、どれも口に出来ないまま、ただ小刻みに唇が震える。



そんなあたしを、怒ってるような、心配してるような、複雑な目で見つめてる晴。


何かを言おうとして、身を乗り出した瞬間、足を動かしてしまって、また痛みに襲われた。



「……っ!?」


「足、痛いのか?」


「キャッ!?ちょ、晴!?」



急に晴があたしのふくらはぎを掴んで持ち上げたからびっくりして悲鳴のような声を上げてしまう。



「じっとしてろ!」


「ひゃぁっ!!晴、や、やめ……」



そう言ってる間に、晴はあっという間にあたしの靴を脱がし、靴下も脱がしてしまった。



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