【完】ヒミツの恋を君と。
とんでもない体勢に、あたしはパンツが見えないように必死でスカートを押さえる。

その傍らで、晴はあたしの痛めた足をジッと見つめた。




「腫れてる!祐樹になんかされたのか?」




険しくなる表情。

足をつかまれたまま、そんな質問されて、あたしは頬を熱くしながら、必死に否定した。




「ち、違うこれは、あたしがその段差で転んだの…何もされてないよ」


「…嘘っぽい」


「え!?…って、ちょ、いやっ、晴!何するの!?」




今度は晴が、あたしの着てる制服のシャツをたくし上げて、わき腹の辺りを確認した。


いきなりの行動に、あたしの顔は蒸気を噴出しそうなほど熱くなる。





「晴!?晴ってば!」





あたしの声も無視して、お腹周りをぐるっと確認する晴。



全部見終わった後、

あたしの肩にこつんと額を落とした。



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