【完】ヒミツの恋を君と。
でも、それは信じられない言葉で。
思考停止したあたし。
ふと視線を泳がしたあたしの目に、祐樹先輩と美月先輩の姿が目に入った。
あ、美月先輩……
切ない目で美月先輩がこっちを見てる。
あたしは、ハッと我に返って、晴の背中に回してた手を離した。
それに気づいた晴が、あたしから体を離す。
やっぱりさっきの晴の言葉は聞き間違いだった。
晴と美月先輩はやり直そうと決めた2人なのに…。
晴に抱きついてたことに罪悪感が沸いてきて、美月先輩から目を逸らせた。
そんなあたしに美月先輩が話しかけてくる。
「ごめんなさい」
「…え?」
「晴くんには全部話して謝ったけど、吉丘さんにも謝らなきゃと思って…」
美月先輩があたしに謝る?
晴には謝った?
首を傾げて晴を見ると、晴が呆れたような顔で「バーカ」と言った。
え!?バカ?
何がなんだか分からないまま、美月先輩に視線を戻すと、美月先輩は申し訳なさげに眉を下げてた。
思考停止したあたし。
ふと視線を泳がしたあたしの目に、祐樹先輩と美月先輩の姿が目に入った。
あ、美月先輩……
切ない目で美月先輩がこっちを見てる。
あたしは、ハッと我に返って、晴の背中に回してた手を離した。
それに気づいた晴が、あたしから体を離す。
やっぱりさっきの晴の言葉は聞き間違いだった。
晴と美月先輩はやり直そうと決めた2人なのに…。
晴に抱きついてたことに罪悪感が沸いてきて、美月先輩から目を逸らせた。
そんなあたしに美月先輩が話しかけてくる。
「ごめんなさい」
「…え?」
「晴くんには全部話して謝ったけど、吉丘さんにも謝らなきゃと思って…」
美月先輩があたしに謝る?
晴には謝った?
首を傾げて晴を見ると、晴が呆れたような顔で「バーカ」と言った。
え!?バカ?
何がなんだか分からないまま、美月先輩に視線を戻すと、美月先輩は申し訳なさげに眉を下げてた。