【完】ヒミツの恋を君と。
この幸せを噛み締めるために、不安に思ったことは全部聞いておきたいって思った。
「あたし、パソコンルームで見ちゃったの…晴が美月先輩を抱きしめるとこ」
「それ、お前の見間違いだろ?」
「嘘だよ!晴、美月先輩に抱きつかれてたもん!その後、晴が手を伸ばして……ってあれ?」
よくよく思い出せば、あたしの記憶は、晴が美月先輩に手を伸ばしたところまで…。
それ以上は見ていられなくて逃げたんだった。
「あの時、告白されたんだけど、『好きなやつがいる』って言ったら、美月が抱きついてきた。だから、美月の肩を持って、体を離したんだけど?」
「え!?」
「絶対、祐樹がかぎつけて来るって思ったし。そんなところみたら、あいつがかなりショックを受けると思ったから」
「……」
晴が抱きしめたって思ったのは、それこそ、あたしの妄想だったんだ?
「あたし、パソコンルームで見ちゃったの…晴が美月先輩を抱きしめるとこ」
「それ、お前の見間違いだろ?」
「嘘だよ!晴、美月先輩に抱きつかれてたもん!その後、晴が手を伸ばして……ってあれ?」
よくよく思い出せば、あたしの記憶は、晴が美月先輩に手を伸ばしたところまで…。
それ以上は見ていられなくて逃げたんだった。
「あの時、告白されたんだけど、『好きなやつがいる』って言ったら、美月が抱きついてきた。だから、美月の肩を持って、体を離したんだけど?」
「え!?」
「絶対、祐樹がかぎつけて来るって思ったし。そんなところみたら、あいつがかなりショックを受けると思ったから」
「……」
晴が抱きしめたって思ったのは、それこそ、あたしの妄想だったんだ?