【完】ヒミツの恋を君と。
「いや、気にしなくていいよ。今バイトの面接中なだけだから」
えっ?バイトの面接!?
何がどうなってこの状況がバイトの面接!?
わからないけど晴がキレてて、あたしが追い込まれてるこの状況なんですけど!?
びっくりしたのはあたしだけではなかったみたいで、晴も怪訝な顔をしてる。
「バイトの面接って……?」
そう聞いたのは晴。
その時、掴まれてたあたしの肩とアゴが解放されて…。
あたしの体は、晴の接近状態から解放されたその瞬間、緊張の糸が切れた様になって足の力を失った。
「…うわっ……わっ!?」
自力で立っていられなくなって、2,3歩後ろ向きにふらつく。
ダメ…もう倒れる!
あたしの膝がカクッと折れてしまう寸前、晴の手があたしの腕を掴んで引き上げた。
そのお陰であたしは、かっこ悪くしりもちつかずにすんだけど…。
「なにフラフラしてんだよ。ちゃんと立っとけよ」
晴…その言い方はないんじゃないでしょうか?
「……だって晴が!」
「俺がなんだよ?」
「………なんでもない…です」
だって晴がむやみに顔を近付けたりしたからこんな風になったんでしょうが!
そう噛み付きたかったけど、恥かしくて言えなかった。
晴の前で俯くあたしの耳に、店長の声が聞こえる。
「いいねー。桃佳ちゃん合格!」
視線を上げると、店長と、“リツキ”と呼ばれてた4人目のイケメンがあたしと晴を見てる。
「だから、さっきから面接とか、合格とか何言ってんの?」
晴が怪訝な顔をする。
あたしもなにを合格と言われてるのかさっぱり分からない。
えっ?バイトの面接!?
何がどうなってこの状況がバイトの面接!?
わからないけど晴がキレてて、あたしが追い込まれてるこの状況なんですけど!?
びっくりしたのはあたしだけではなかったみたいで、晴も怪訝な顔をしてる。
「バイトの面接って……?」
そう聞いたのは晴。
その時、掴まれてたあたしの肩とアゴが解放されて…。
あたしの体は、晴の接近状態から解放されたその瞬間、緊張の糸が切れた様になって足の力を失った。
「…うわっ……わっ!?」
自力で立っていられなくなって、2,3歩後ろ向きにふらつく。
ダメ…もう倒れる!
あたしの膝がカクッと折れてしまう寸前、晴の手があたしの腕を掴んで引き上げた。
そのお陰であたしは、かっこ悪くしりもちつかずにすんだけど…。
「なにフラフラしてんだよ。ちゃんと立っとけよ」
晴…その言い方はないんじゃないでしょうか?
「……だって晴が!」
「俺がなんだよ?」
「………なんでもない…です」
だって晴がむやみに顔を近付けたりしたからこんな風になったんでしょうが!
そう噛み付きたかったけど、恥かしくて言えなかった。
晴の前で俯くあたしの耳に、店長の声が聞こえる。
「いいねー。桃佳ちゃん合格!」
視線を上げると、店長と、“リツキ”と呼ばれてた4人目のイケメンがあたしと晴を見てる。
「だから、さっきから面接とか、合格とか何言ってんの?」
晴が怪訝な顔をする。
あたしもなにを合格と言われてるのかさっぱり分からない。